健康長寿の未来は、西洋と東洋の文化、そしてAIの交差から始まるのではないでしょうか。
私は先週、とある社会奉仕団体の世界大会への参加を兼ねて香港を訪れました。
香港は世界でも有数の長寿地域として知られていますが、実際に街を歩くと、その理由は統計だけでは語れないことを実感しました。
朝、公園では多くの高齢者が自然に集まり、太極拳やゆったりとした体操を楽しんでいました。競争ではなく、自分の身体と対話するような穏やかな時間が流れています。
朝食には、野菜や海産物を取り入れた点心や、身体にやさしいお粥が並びます。豪華さではなく、毎日続けられる「養生」の食文化が生活の中に根付いていました。
一方で街を見渡すと、未来も見えてきます。
電気自動車(EV)は以前より明らかに増え、都市の交通は静かに変化していました。その一方で、日本車の存在感は以前ほどではなく、中国メーカーや新興EVブランドの台頭を肌で感じました。
さらに香港では、国際金融都市としての活気も戻りつつあります。世界中の金融機関や資産運用会社が引き続き拠点を置き、アジアの富裕層や企業の資産運用ニーズを背景に、金融サービスの高度化が進んでいます。私の大学院の後輩も、日本人として香港でプライベートバンクを立ち上げ、新しい金融サービスに挑戦しています。
健康、テクノロジー、金融。この三つは別々の世界ではありません。
AIが医療を進化させ、金融がその研究開発を支え、人々は東洋の養生文化を日常に取り入れる。
香港は、その三つが交差する都市へと進化しているように感じました。
21世紀は、「どの技術が優れているか」を競う時代ではありません。
世界中の優れた知恵をどう融合するか。その設計思想こそが、次の時代の競争力になる。
私はテック産業アナリストとして、AIやバイオテクノロジーだけではなく、
東洋医学、長寿地域の生活文化、そして世界各地のイノベーションを結び付けながら、
「120歳時代の社会デザイン」を提案していきたいと考えています。
テック産業アナリスト のと裕行でした。
ありがとうございました。

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