日本人×ウェルビーイング(Well-being)=日本人の本当の幸せを考える時が来た–2
テック産業アナリスト-のと裕行のライフイノベーションコラム-97

コラム

日本を豊かに、生活を豊かに、心身を豊かに

和歌山の旧街道を歩きました

4時間くらいでしょうか。。。
耳を澄まして
風の音
雨の音
川の流れる音
虫の音は少し
そして、鳥の囀り
滝の音
自分の足おと
飛行機の音

舟で川を渡り
何百年前かの暮らしを感じました。
そう、昔の生活街道を歩いて
昔の人々のくらしの音と姿を感じました。
長い、いい時代が続いたのだと。私は感じました。
いまの、都会の生活は、とても便利ですが、どうも特別で日本人にあっている人、
あっていない人がいるのではないかと。
特に若い人は都会を離れて、このような田舎で働く暮らしも良いのではないかと。

和歌山と富士通で「ワーケーション・移住に関する協定」について、昨年10月に調印されました。
両者は決まった場所や時間にとらわれない新しい働き方を推進することにより、まち、村の課題解決や、産業の活性化を促し、持続可能な地域社会をつくることを目的として、連携協定を締結しました。
私は日本では幸福度と働けることの関係はとても深いと感じています。

世界幸福度ランキング

みなさんは「世界幸福度ランキング」をご存知でしょうか?
そのランキングの発表は2012年に開始され、2022年で10年目となります。発表は毎年3月20日とされ、この日は国連が定めた「国際幸福デー」です。
「国際幸福デー」は、2012年に国連顧問のジェイム・イリエンが提唱し、国際連合総会で193か国の加盟国が満場一致で採択しました。
 ジェイム・イリエンは、インドのカルカッタの路上で孤児として捨てられ、マザーテレサの国際希望孤児院に連れて行かれました。そこでは、アメリカの女性たちが子供を養子にしたく、懸命に活動している姿などを目の当たりにしました。
 (私は2015年に、このカルカッタの孤児院に私の娘のボランティアについて行き、その現状を身体を持って体験する機会に恵まれたのです。)
その後、ジェイムは国際養子縁組により養母のアンナ・イリエンのもとで養子となり、自分がどれほど幸運であるかを実感するようになりました。彼は自分の使命を「幸福を共有すること」とし、幸福とは年齢、国、信念、状況を超えた普遍的なものと定義づけ、養母とともに活動を開始し、現在の世界幸福度報告へつながりました。
 

世界幸福度ランキングの調査方法と日本のランキング

2022年の世界幸福度ランキングの調査は、150以上の国や地域の約1000人の市民を対象に実施。
例年の調査方法は、社会的支援の充実度や人生の自由度など「人生に対する幸福度」を10段階評価で
各国の人々に聞き取り調査を行います。
 具体的には、以下の評価項目を国・地域ごとに数値化、分析して、過去3年分を積算した平均値で順位を決めています。

  • 一人当たりの国内総生産(GDP)
  • 社会的支援(Social Support)
  • 健康寿命(healthy life expectancy)
  • 社会的自由(freedom to make life choices)
  • 寛容さ(Generosity)
  • 汚職の無さ・頻度(Perceptions of corruption)
  • ディストピア(人生評価/主観満足度)+ 残余値(Dystopia (2.43) + Residual)
                                        日本は、2020年は62位、2021年は56位、そして2022年は54位と少しずつ順位を上げています。
    コロナ禍において順位が上がっているのは、人々の生活が恵まれている幸福な国と考えられます。
    一方で、先進諸国の中では最低順位となっており、残念な結果でもあります。
     
    日本の評価結果で高い項目は、「一人当たりの国内総生産(GDP)」と「健康寿命」となっています。「一人当たりの国内総生産(GDP)」は上位国とあまり変わらない数値となっています。「健康寿命」は上位国よりも高い数値となっています。
生活や心が豊かにならない日本人は、どうしたら幸せになれるんでしょうか⁈

幸福度、ボランティアの多様性、日本人の寄付に対する考え方、ここで働く事などを考えながら和歌山を歩いて、
地方、田舎にいくと、人々はお客様にはとても親切だと感じます。
その地でのご近所付き合いは面倒くさくて、厳しいものがあるかもしれませんが。。。
このような現状の指数を測るのはとても難しくて、この国連の指数ランキングには反映されないのではないかと。

多様性、地方の多様性、国の多様性。 いろいろあります。
それを横ならびに並べて、比較し点数づけするのは、ほんとに困難極まりないことではないかと。。。。。
日本人のウエルビーイングは。。。???

和歌山をゆっくり歩いて、ここで働けたら自分は幸せやろなあと少し感じました。

テック産業アナリスト のと裕行でした。 
ありがとうございました。

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