就活・転職希望者が学ぶ×DX(デジタルトランスフォーメーション)=DXリーダーになる‼️
テック産業アナリスト-のと裕行のライフイノベーションコラム-107

コラム

〜私が想う、DXリーダーになる為の条件、4点〜

6434人が犠牲になられた阪神大震災は1995年1月17日でした。
大阪にいた私は勤務先の神戸支店が倒壊している模様が今でも頭に焼き付いています。
「インターネット元年」とも呼ばれた年でありDXという言葉はありませんでしたが、世界でも最先端の自治体の緊急指令システムが活躍しました。
それから28年経ちますが、日本にはまだ少ない、世界で通用するグローバルDXリーダーに関心を抱き、調査、研究をしてきました。
そして日本にGAFAMや中国のBATH(バイドゥ・アリババ・テンセン ト・ファーウェイ)の先を行く企業や団体が出てきてくれることを夢に、DXリーダーになる条件を4つまとめてみました。

1.バランスの取れた相場観を常に磨くこと

 為替、株式、不動産、賃金、価値、人気、と世界中の事象の価値は繋がり連携し、常に変化しています。
 様々な事象を自ら経験・体験しその相場観を常に磨いていることが大切です。

2.即決力

 決断力、スピード、大至急!。どのような事態・環境においても即決できる力を磨いてください。

⒊ コスト意識

 何に、どこに大きく資源を配分するのか? 集中投資するのか? そしてどこをとことんケチるのか?
 かつての大阪商人が有した節約・節制・倹約の意識。この3つの意味は違いますが大切にしてください。

4.知る好奇心をもって世界中を見渡す力

 マスコミの報道だけに頼らず、自らが世界中の人と繋がり、状況や人の考え方の多様性とその変化を知る。
 海外で学ぶ、働く事、語学習得も大切です。

この4点はDXリーダーだけには限らない「グローバルリーダーの条件」であり、少なくとも4半世紀は変わらない土台、基礎となると私は思います。
デジタルスキルなどももちろん学ぶ必要がありますが、この4点を常に意識し、チャンスを捉えて日々力をつけてください。
そうしてご自身の強みを見つけ、とことん磨きをかけて、これからのD Xを牽引していってほしいと願います。

 企業が「金の卵」であるDX人材を有する方法は「1.新卒採用」「2.中途採用」「3.社員育成」の3つあると言われています。また、みなさんの中には「4.起業」されたい方もいらっしゃるでしょう。

「3.社員育成」を例に取りますと、ダイキンのように大阪大学とタイアップをして社内にDX人材育成の企業内大学を作ったり、ソフトバンクは営業メンバーを中心に専門組織でDX人材を育成しています。

所属される社内環境にもよりますが、社内で育った主力選手が雇用条件向上の為に転職や起業を考えた時に、一度自社に個人事業主としてその会社の仕事を継続できないか等、相談してみるのもひとつの方法だと思います。
企業側から見たら、大切に育ててきた「金の卵」であるDX人材、その戦力がいなくなるのは大きな損失となります。

 企業側は、これまでとは違い柔軟な対応で、両者が納得する形でその企業の仕事を継続してもらうことも必要でしょう。

 また社員育成ではありませんが、ソフトバンクグループで転職サイトを運営する企業では、
業界初となるビジネスモデル特許取得のオークションシステムを採用した転職サービスを、2019年からスタート。
自身の経歴でオークションを開催することで、提示する条件をもとに企業から年収提示付きのオファーを受けることができます。
私が孫さんなら、この市場で、グループの為に有能なDXリーダーを多く獲得したいと思います。

 かつて富士通も、富士通情報処理専門学院を東西に有し、多くのエンジニアを輩出して、富士通の技術力を支えて来てくださいました。

 他にも、大手企業を中心に情報子会社が設立され、競ってプロフェッショナルの技術者を育成し上場を果たした子会社も、少なくありませんでした。
 ですがこれまで、不景気や親会社の経営リスクが高まった際に、その子会社が親元を離れて行くことも珍しくはなく、そうすると、肝心の親会社のIT人材の戦略はダウンしてしまいます。それでは本業に関わるDX人材の枯渇に繋がりかねません。

そう思うと、これからのDXリーダーは経営の中核に位置し、できるだけ多くの社員がDX人材として社内各所に生まれ育ち広がって行くべきです。

最後に、
あなたが条件4点とデジタルスキル等を常に磨きをかけ、DXリーダーを目指すことは、
あなたが社会のリーダーになると決めたことにもなります。
胸をどうどうと張って、GAFAMの先を駆ける夢ある企業・社会を築いていただきたいと思います。 
私は大阪市消防局や医療等の命を救うシステムにも関わらさせて頂きましたが、
「この人達を助けてゆきたい」という優しい気持ちは決して忘れないでください。

テック産業アナリスト のと裕行でした。 
ありがとうございました。

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