テック産業アナリスト-のと裕行のライフイノベーションコラム-6
ノット6『大阪DX都市×テック=大阪デジタル通貨発行~万博から始めよう~』

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2020年3月7日

2020年3月6日の新聞折り込みに自由民主党・市民クラブ大阪市会議員団が発行する「JiMiNSiMiN(じみんしみん)」の会報誌の中に『大阪スーパーシティ構想』という記事が掲載されていました。これは自民党が推進する大阪が抱える社会的課題を抜本的に解決する次世代型未来都市の構想です。この内容を見て私が前回のYouTubeとコラムでお伝えしたデジタルトランスフォーメーション都市構想と同じビジョンを感じました。今回は、それらを踏まえて大阪をテーマに、デジタル・トランスフォーメーションについてお話します。

・大阪デジタル通貨発行を大阪・関西万博から始めよう


大阪の皆さんに提案です。大阪の生活経済発展のために、フェイスブックジャパンと提携し【大阪デジタル通貨】を発行しませんか?そして、新たな都構想という未来ビジネスモデルを万博開催のタイミングに実現しませんか?2025年4月~10月、大阪・関西万博が大阪市夢洲にて開催されます。テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」です。そして、万博は世界と繋がるプラットフォームであり、社会変革を促す発信力を持っています。しかし、私は大阪がこのチャンスをどう生かしていくのかが最も大切だと思います。言葉では経済発展、生活向上などいろいろと表現できますが、私は、本当に大阪を発展させるなら大阪独自の未来ビジネスが必要だと思っています。そこで、大阪が先日包括契約を締結したFacebookと更に手を組み、再検討中のリブラ協会と提携し、リブラ通貨ではなく、「リブラ仕様のブロックチェーン」を活用し【大阪デジタル通貨】を発行させるのです。
ちなみに、リブラ通貨を支えるテクノロジーであるブロックチェーンについて、1月25日のノット1のご説明を、もう一度しておきます。ブロックチェーンは、分散型台帳システムといいますが、分散型ネットワークを構成する複数のコンピューターに、暗号技術を組み合わせ、取引情報などのデータを同期して記録する手法で、一定期間の取引データをブロック単位にまとめ、コンピューター同士で検証し合いながら正しい記録をチェーンのようにつないで蓄積する仕組みがブロックチェーンです。

私の勝手な構想は、大阪で使用できる既存の電子マネー・クレジットカード等も全てブロックチェーン技術を活かした【大阪デジタル通貨プラットフォーム】に吸収させ、低金利利息、安価な手数料をベースとした収入源を作ります。更に総務省のマイナンバーカードをバージョンアップさせ、大阪で税金を払う全てのショップに大阪独自のポイント制度を設け、更なる行政及び民間サービスの向上を図るのです。ポイントといえば『大阪スーパーシティ構想』にもありましたが、地域自治活動や清掃、防災訓練参加等のボランティア活動によるポイント制は大賛成ですし、他にも学生のための図書館利用・ペット好きの方のための狂犬病注射ポイント・高齢者の方が地元のこどもたちのサポートをする世代間交流ポイントなんてあれば夢も拡がります。
また、リブラ協会のビジョンと利便性を活かし、新たなトラストレスという住民との新たな信用形態を構築、契約し、例えば税金で返済できる「大阪税金低金利ローン」の貸し付けシステムなんていかがでしょう。夢は広がります。そして極めつけは、大阪に住んでいなくても、大阪イーサリアムのいう仮想DX都市を建設し、そこの住人はアジア・世界から募り、全ては【大阪デジタル通貨】で繋がるビジネスモデルを実現すれば、新たな財源と共に大阪が新基準の優良都市となり、税金の軽減、税金回収の効率化など、様々なメリットを提供し、何より住みたい街「大阪トランスフォーメーション都市」が実現します。これは、けして夢物語ではありません。テック産業との連携は、これらを実現することでしょう。政府が取り組むデジタル元年の令和二年、あなたの生活を豊かにする新生活元年であって欲しいと願います。

テック産業アナリスト のと裕行でした。
ありがとうございました。

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