テック産業アナリスト-のと裕行のライフイノベーションコラム-61
AI(Artificial Intelligence)×デジタルトランスフォーメーション(DX)=AI革命① AIは人類が創造した最大の進化

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2021年4月3日

孫正義さんが語る新たな「AI革命」の時代

『【AI】は人類が創造した最大の進化である』と語られたのは

ソフトバンクグループ代表取締役会長 孫正義さんです。

これは、2月8日に行われた決算説明会での一幕ですが、その日、他にも【AI】という人類が生み出したテクノロジーの観点から

『最初は「火」、そして「農業」、産業革命で「自動車」、「電気」、最近では「インターネット」、しかし、もっとも大きな人類の革命は【AI】です』と言われ、

同時に「ソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)」の方向性についても、

『今までは情報産業に特化すると申してきましたが、今後はその中でも、【AI革命】以外はやりたくない!』とまで話されました。

具体的には、「SVF」を「金の卵の製造業」のガチョウに例え、単に卵を産むのではなく、上場などで投資に成功する金の卵を産む、

【AIユニコーン企業】を年間10~20社の上場を、今後目指すそうです。

ちなみに「ユニコーン企業」とは、4つの条件があります。

① 創業10年以内

② 評価額10億ドル以上

③ 未上場

④ テクノロジー企業(テック産業)

また戦略的にも「PayPay」の成功を例に挙げ、元々はインド・デリーにある

「Paytm(ペイティーエム)」への投資から始まり、現在はインドを中心に3億人の登録者を抱える電子決済と電子商取引の企業ですが、日本では、

『ソフトバンクとヤフー』が受け皿となり上陸させ、更なる成功を収めました。

この仕組みを、累計投資先160社以上の中で、日本に最適と判断したものを、

今後は『ソフトバンク・ヤフー・LINE』が日本のビジネスプラットフォームとなり、上場を視野にした新たなビジネスモデルの構築を検討しているようです。

当日の質疑の際に、『既に20~30社の候補がいる。そして、「ユニコーン」が日本へ進出してくる』と強気なコメントを出されています。

withコロナの時代という「AI革命」

正直、私は孫さんに感心しています。

ご存知の方も多いと思いますが、2019年頃から、ソフトバンクグループには様々な噂がありました。しかし、この一年で3兆円近い利益を生み、更なるビジョンを打ち上げ、【AI】をフィルターにして、世界経済を見据えています。

私も、今まで何度か【テック産業】における【AI】の重要性を語って来ましたが、今回の孫さんの【AI】未来ビジョンに、心動かされました。

そして、なによりもこのwithコロナの時代において、【AI】の重要性を再認識しました。

まさしく【AI革命】です。

この総会をマスコミは、投資に関する内容をメインに取り上げていましたが、実は、私が注目した【AI革命】は、『教育プラットフォーム』です。

特に3歳から9歳の幼児向けオンラインやインドのオンライン教育を参考にした【AI×高等教育】の『unacademy』でした。

新たな時代の【AI】に、今後も注目していきます。

テック産業アナリスト のと裕行でした。
ありがとうございました。

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