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フィンテック 「先見の目を持って未来経済を見据えろ」
金融と情報。最先端テクノロジーがもっとも生活と一体化する FinTech(フィンテック)は、
お金の管理、支払い、資産運用など
金融に関する幅広い分野のサービスを提供するテクノロジーの進化とともに発展する業界です。
その注目するテクノロジーは、「ブロックチェーン」「API」「生体認証」に注目しています。
そして、いよいよ動き出した【デジタル通貨】【デジタル円】です。
フィンテックとは?金融を見据えれば社会経済が見える
・近年のフィンテック FinTechは、金融(Finance)と技術(Technology)を組み合わせた造語で、金融サービスと情報技術を結びつけた、私たちの生活に密着したスマホ決済や暗号資産などさまざまな革新的なテクノロジーによる金融サービスのことをいいます。
近年の代表的な【フィンテック・サービス】を説明すると、
1.PMF (PersonalFinancialManagement/個人のお金に関わる情報を総合的に管理するサー ビス)
2.ロボ・アドバイザー (AI を活用した投資助言サービス)
3.マーケットプレイス
4.レンディング (資金の貸し手と借り手を仲介するサービス)
5.モバイル POS (スマートデバイスを利用してクレジットカードで支払いが出来るサービス)
などのサービスがあります。
ただし、日本の【フィンテック】のイメージには段階があり、一般的にはQRコードなどの
「キャッシュレス決裁」や、スマホで「通帳の管理」や「公共料金の支払い」、「融資などの AI 審査」といった方が分かりやすいかもしれません。
また、最近では【フィンテック】に【ブロックチェーン】技術を取り入れた銀行などの管理機関に依存しない「仮想通貨」や銀行口座を持たない人でもお金の管理ができる「M- PESA(エムペサ)」などが、【フィンテック】と言われます。
これからのフィンテック
そして、私たちがこれから注目しないといけないのは中央銀行通貨がデジタル化されることです。
日銀が2022年11月、デジタル円の発行に向けてCBDC の実証実験を行うと報道されました。
具体的には、国内の3つのメガバンク(銀行名は発表されてませんがおそらく三菱UFJ・ 三井住友・みずほ)と地方銀行の協力により、入出金に関する問題や災害時などインターネ ットにアクセス出来ない地域でも運用が可能かなど「デジタル円」の環境を開発し、発行、 流通、換金といった基本的な機能の検討を始し、2026年に発行の判断を下す予定だとい うことです。
また、この背景には中国の既に実証実験中である「デジタル人民元」を活用した、2022年2月の北京オリンピックでの外国人向けに発行した「プリペイドカード方式のデジタル人民元」の大々的な世界へのアピールしました。
そして、今年1月に欧州中央銀行(ECB)が「デジタルユーロ」を2026年に発行する可能性のにおわせています。
そして、コロナ禍とロシアのウクライナ侵攻による対露制裁として行われたドル決済禁止により、国際銀行間通信協会(SWIFT)による銀行排除の威力が発揮されたことに、中国が危機感を強め「CBDC の国際決済の枠組み作りを加速する 必要がある」と世界に発信したことなどによります。
しかし、肝心のアメリカは、バイデン大統領が今年3月に「デジタルドル」導入に向けて舵取りをしたにもかかわらず、ハッキングのリスクや全ての履歴が残るため中央銀行が個人や企業の決済情報をどこまで管理すべきかなどの議論もあって、米連邦準備理事会(FRB)は 導入の最終判断を下していません。
とはいえ、もし中国主導でSWIFTを通さずに安価でスピーディーなデジタル決済が可能になれば、
世界の基軸通貨であるドルの地位が脅かされる可能性もあり、多額のドルを保有する日本にとっても脅威となる可能性を秘めています。
この事実を受け止め、企業として受け止め取り組むのか、今やスマホとインターネット環境さえあれば金融(フィンテック)の新たな可能性が見えてきます。
また、このベースとなるのが【ブロックチェーン技術】です。
現在、暗号資産等にこのテクノロジーが使われていますが、
私はデジタル中央銀行通貨にも採用されると考えています。
つまりブロックチェーン技術をいかに扱うのかがフィンテックの最大のポイントだと私は確信しています。
お読み下さい
👉 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000106362.html
テック産業アナリスト のと裕行でした。
ありがとうございました。
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