通貨というメタバース
世界通貨戦争というデジタル通貨のローマ帝国?!
もちろん、戦争には大反対です。しかし、その背景には様々な見解があります。
私が思う【通貨テック】を使った戦争はメタバースの中にも存在します。
最も気になるのが 『デジタルユーロ協会』です。
ロシアは今、SWIFT(国際銀行間通信協会)から外されています。
国際資金決済のおおよそ40%はこのSWIFTを主としたドル建で実施されています。
これまでなら、ロシア人が中国人から機材を購入し、ロシア人が代金をルーブルで支払い、中国人が代金を人民元で受取る場合でも、ルーブルと人民元が直接交換されるのではなくドルが間にはいる、つまり「ルーブルをドルに両替して、ドルを人民元の両替する。」となることが多いのです。
この、米国が力をもつSWIFTではなく、もう一つの決済手段としてデジタルユーロを注目します。中国も欧州諸国も、米国当局が握っていて監視していると言われている資金の流れから解放されるのです。ロシアも将来この仲間に入れてもらうかもしれません。
そこにはEUと中国(+ロシア)VS アメリカ(+日本)という通貨戦争が見え隠れします。
さて、この通貨戦争のど真ん中で日本は何をすべきでしょうか?
NATOも国連もアメリカも間接的にはありましたが、直接乗り込んでウクライナを助けに来てはくれませんでした。それには核兵器とか、様々な理由があるのでしょうが
まずは自給率を上げる。国力をつけることが必要ではないでしょうか。
原油などエネルギー価格の高騰とコロナの影響による中国の輸入額が過去最高となり過去2番目に大きい赤字が続いてます。
コラム85号で提案しました【食料自給率】を上げること。
日本は先進国の中で最低水準でああり現在、日本の食料自給率(カロリーベースで)は「38%」です。この数字をカナダ (自給率 255%)、オーストラリア(233%)
アメリカ (131%)、フランス(130%)のように、
100%を超える農業大国に戻し、世界の食糧問題に貢献できる日本を創れないでしょうか?
コロナ禍でより感じましたが、ウクライナ・ロシア等、
世界情勢などの変化に揺さぶられない国家、また
国外の顔色を伺わなくても日本が日本らしくハンドリングしやすい国家となるために、
日本人の食を 国内でまかなえることの方が、骨太で強靭な日本だとわたしは思います。
改めて日本の持続可能な農業とそのDXを応援します。
コラム23号で提案しました、資源輸入6割から脱却すべく、
エネルギーの自給率向上も同じくです。
注目するのは『メタンハイドレート』です。
日本は、この資源を活用出来れば、石油の約 100 年分以上の【エネルギー】が確保出来ます。
政府は、現在2030 年を目標にこのプロジェクトに毎年予算化していますが、もう少しスピードアップさせエネルギー自給率を一気に解消し、世界経済に向けて安価なエネルギーを輸出し、その費用で世界のエネルギー研究開発及び問題を解決する基金を設立し、ノーベル賞の様な世界や地球に貢献するプロジェクトを日本がリーダーシップを取る。それが私の夢というか、提案です。
このような新たな
【エネルギー自給自足DX】という持続可能な環境イニシアチブの道
を、日本は進むべきだと考えます。
テック産業アナリスト のと裕行でした。
ありがとうございました。
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